数年前から何誌も創刊され始めていて気になってはいたのですが、平凡パンチなどの週刊誌とは違い、表紙からして抜くのが目的のエロ本の雰囲気がぷんぷんとしていて、中学のときには買いづらい雑誌だったのです。
ある日、雑誌売り場の前で数人の大人たちが立ち読みをしている中に混じって、私も気になる一冊を手に取り立ち読みを始めました。


そこには今まで抜いてきたオカズとは決定的に違うものがありました。
少年漫画誌や週刊誌のグラビアヌードにはなかったもの。
それは、セックスシーンです。
ありあまった性欲が女の裸だけでなくセックスにも向き始めていて、日活ロマンポルノを見たいけどまだ見られる年齢になっていなかった私は、ページをめくりながら興奮しました。
そして、たまたま手に取った雑誌の中にあったのが笠間しろうの作品だったのです。





